デバイス研究グループは情報通信ネットワークの基盤となるデバイス技術として,以下の2つを目標としています.
(1) 高速大容量フォトニックネットワークの基本要素である集積化フォトニック回路の開発.
(2) ネットワークを流れる大容量の情報の高速処理のためのエレクトロニクス技術の開発.
(1)の集積化フォトニック回路サブグループは,a.波長資源を極限まで有効に利用するための波長操作・ルーティング回路の高密度集積化技術,b.フォトニック結晶という新しい物理概念を用いた光回路の超小型化とこれを用いた多波長集積ノード技術,c.量子井戸のポテンシャル制御と言う新しい概念に基づく半導体高速光変調器とその集積化技術などの開発を目指しています.これらの技術は,波長を自在に操って大容量の光信号をネットワーク内に高速に伝送させるための基盤技術です.
また,(2)の高速エレクトロニクス技術はさらに2つのサブグループに分れます.高速集積システムのサブグループは,磁束量子と言う新しい物理に基づく低消費電力(半導体の1000分の1)で超高速(半導体の10倍)の集積化論理回路と,これを従来の半導体CMOS-ICに集積化させる超高速集積回路の実現を目指しています.ナノをキーワードとするサブグループは,磁化を保存量とする新しい単電子デバイスの不揮発性高速メモリ(磁気ランダムアクセスメモリ,MRAM)への応用およびカーボンナノチューブなどのナノ構造による新しい高密度集積化技術の開発を目指しています.
これらの研究サブグループが,相互に密接に情報交換を行いながら,目標とする超大容量伝送,超高速超低電力信号処理,超高密度メモリと集積化などのこれまでにない特長をもつ情報伝送・情報処理用デバイス技術の開発を目指しています.
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